読み切り漫画「スタートライン」の感想を書くブログ

勝木光先生の読み切り漫画「スタートライン」の感想を書いていきます。

初見感想

■2018年08月31日に書いたものを一部修正して掲載しています。


勝木先生の「スタートライン」、素晴らしかった!
川喜田と日笠の二人が、お互いの状況を分かりつつ全力を尽くして戦う姿にとても感動しました。
こういう二人の関係が本当に素晴らしいし、私こういうの大好きです。
26歳の崖っぷち努力家と、余命三年なかつての天才と、設定ではドロドロになりそうでもあるのに、勝木先生の作風か爽やかな空気が流れているのがとてもいい。

印象的だったセリフ:
・日笠の
「あんたが頑張るから だから俺は…
 きっとあんたがいなかったら こんな将棋が指せるなんて知らないまま腐ってたよ」
・川喜田の
「彼の人生(しょうぎ)に 報いなければ」

この二人、互いの存在・事情はなんとなく知ってるけど、あまり話したことがないっていうのがすごくいい。
この対局の後、友情というか何らかのつながりが生まれたんだろうなーと思えるのがすごくいい。
(すごくいいしか言ってない)
日笠の言う、ライバルの爺さん同士みたいになれたのかなって…
「また指しましょう」の言葉通り、また将棋を指していてほしい。

川喜田はあの日の将棋や日笠のことをずっと覚えているし、あの対局を心の支えにして生きていくのだろうな…こういうのすごく感動する。
日笠が、実は川喜田の真面目に将棋に取り組む姿勢に触発されて、自分も頑張っている姿もすごくいい。
『お互いがお互いの人生に影響しあっている』ってすごくいいですね。

自分の「こんなのが読みたい」が目の前に現れたような漫画でした。
ベイビーステップもそうだけど。
(「分析系の子が主役の漫画を読みたい」という意味で)

この読切を読んで、やっぱ勝木先生の漫画はいいな! と心から思いました。
とりあえず、早速アンケートに感想を添えて、「スタートライン」が一番面白かった漫画で送っておきました。
今はweb応募オンリーになってるんですね。知らなかった。

また勝木先生の連載が読めるといいなーと思ってます。
将棋漫画でやるとしたら、この話は結末まで分かってるので、全く別のキャラが主役でやるようになるのかな。
それで川喜田と日笠の二人がサブキャラで出てくるとか…
そういうのニヤリとできていいな~。(妄想しすぎ)

人それぞれタイミングとかあるんで、最近はあまりお勧めするのはやめようと思ってやってたんですが…
とても感動したので、ぜひ少しでもたくさんの人に読んでほしい!
そして感想が知りたい(笑)ラストをどう捉えたかも知りたいです。

というわけで、少しでも興味があれば、ぜひ読んでもらえると嬉しいです。
冒頭でも載せていますが、現在マガポケでも読めます。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156634383398
もしくは「マガポケ スタートライン」で検索!
有料ですがマガジンの電子書籍もあります。「週刊少年マガジン 2018年 39号」です。